オブジェクト指向における再利用のためのデザインパターン」の読書メモ
- 作者: エリック ガンマ, ラルフ ジョンソン, リチャード ヘルム, ジョン ブリシディース
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 1999/10
- メディア: 単行本
を読んだ。
前々から気にはなっていたのだが、あまり読む気になれなかったのだが、
「
」
でちょこちょこと説明で使っていたので、仕方無く読む事にした。それなりに面白かった。プログラムの設計の方法を具体例を挙げて解説している本は非常にすくないからだ。言語そのものの解説と、アルゴリズムに関する本は腐るほどあるのだが(良書は少ないし、本屋に在庫が無い事も多いが)、設計方法については、「変更に対応できるように設計すべし」と書くだけで、説明になっていない本が多い中で貴重な本である(この本も本屋に置いていない事が多い)。
ただ、プログラミングの本質によるパターンと、静的な型付けをする言語による制約のために発生しているパターンとが混在している印象を受けた。この本が売れた理由の一つには、C++でのコードを例として分かりやすく挙げている所があると思う。smalltalkだけしか例がなかったら、これほどは売れなかったと思う。ただ、そのために長い事は売れ続けないような気がする。
後で、ゆっくりと「
」と内容を比較してみたいと思う。こちらの本は、プログラミングの本質に関する内容だけに絞って書いてるので、比較しながら読めば理解が深まる気がする。