『ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる』を読んだ

ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる

ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる

を読んだ。

ドラッカーの本は、何故か読む気が起こらなかったので、今まで読んだ事がなかった。本屋では、結構、気にはなっていたのだが... 図書館で見かけたので、読んでみるかなと思って借りてきた。もっと早く読んでもよかったなと、ちょっと後悔した。

読んでみてのドラッカーに対する感想は、歴史と経験に学んでいる人だったんだという感想である。2000年頃のニューエコノミー論と大恐慌前の好景気での論調との比較は、長生きし過去の経験を忘れずにいて、チューリップ・バブルから始まるバブルの歴史を学んでいる人の見解は、重みが全然違うと感じた。

ドラッカーさんが生きている頃に読んどくべきだった...

これからの社会の方向性について、現状を踏まえて述べているのであるが、この現状の認識が、自分の認識と違っていて、アメリカでは、こんな風に進んでいるのかとショックを受けた。自分の進んで欲しくない方向へ、社会が既に進んでしまっているという現実をつきつけられたのが、一番のショックだった。