XenとVirtualBoxを使ってみる
仕事場で新しいPCが支給された。マシンのスペックは以下のような感じ。
- CPU: Intel Core 2 Quad
- メモリ: 4GB
- ハードディスクドライブ: 300GB×2台
- ビデオカード: nVidia Quadro FX
何とも、贅沢なスペックだ。(これに見合った仕事してねって事なんだろうけど) 4つもコアのあるCPUなんて、サーバでもなきゃ使い切る事はできないよな。
と言う事で、使い道を考えた。
1台のマシン上で、いくつもOSを動かせば、使い込めるかなと思って、サーバの仮想化のソフトを入れる事にした。仕事で、開発したソフトを色々なOSで稼動させて、テストする事も多いし。
今までは、Virtual PCを使っていたのだが、サポート外のOS(LinuxやらSolaris等)がまともに動作しないので、Microsoftのロックインから逃れようと思って、別の仮想化ソフトを試す事にした。
仮想化ソフトへの要件は以下の通り。
- x64系統のOSでのテストもするので、64bit環境を仮想化できる事。
- 普段の作業はWindows Vista(32bit版)を使っているので、それを、デュアルディスプレイで使いたい
- 仮想化ソフトを買う予算はない。^_^;)
- 仮想化しているマシンで、普段のGUIの画面が使える事。
色々探してみたけれど、1つで上手く要件を満たすものはなかった。
- Windows Vista(x86)上で64bitの仮想化の環境を実現するフリーのソフトはないみたい。
- Windows Server 2008のHyper-Vは、よさそうだけど、費用がかかる。
- VMware Infrastructureの場合、64bit対応も仮想化したマシンの画面表示に別のPCが必要。
- Xenだと、x64系統のOSも仮想化できる。
- Xenの場合、ゲストとホストの切り替えとか、画面の描画が不便そう。
- VirtualBoxはGuest Addtionsがあって、ゲストの環境が使いやすい。シームレスモードを使うと、ホストとゲストのウィンドウを混在させる事ができる。全画面モードにすると、デュアルディスプレイの両方の画面に表示させる事ができる。
と言うことで、以下の方法を採用する事にした。(結局、制限が残っているのだが)
- x64のOSを仮想化する時は、Xenを使う。
- 32bitのOSを仮想化する時は、VirtualBoxを使う。
- ホストとなるOS(Xenの時は、DomainUとなる)は、Ubuntu(x64版)を採用。(最近、人気があるみたいなので、使ってみたかっただけ)