トヨタの成長の歯車が逆回転しだすか?

トヨタの業績の見込みが減収・減益になるようである。

普通ならリストラが行われるのであろうが、まあ、期間工の募集減や、派遣の雇い止め、下請け会社からの出向社員を戻す事で、リストラ自体はない事になるのだろう。
人件費を流動費にしてしまうのが、トヨタ生産方式の最大の特徴のようだから。

ただ、中京地区では、失業の問題がかなり大きくなるのではないかな。

一番痛いのは、下請け会社だと思う。トヨタに人を出す分まで雇っていたのが、それが帰ってきちゃうし、トヨタからコストダウンの要求はくるしで、泣きっ面に蜂の状態になるのではないかな。
でも、下請けでも契約社員のようないつでも首を切れる社員を雇っているだろうから、大した痛手にはならないのかな。

でも、愛知県では、日系ブラジル人とかの日系人の町ができていると聞くので、その人達がどうなるかが心配だ。彼らが期間の定めのない正社員になっているとは思えないし。

そんな人達が雇い止めになったら、色々問題が起きそう。

そうなると、トヨタの業績は、社会の負担の上に成り立っている事が、「見える化」されて、批判の対象になるかも。
つい、この間も、残業代をケチっていた事が明らかになったばかりだし。

この残業代も、グループ全体で考えれば、数百億円規模にはなるだろうし。結局、トヨタの利益って、人件費を削っていただけなのねとなるのかも。

こうなると、トヨタに不利な規制が色々と行われて、トヨタの成長のシステムが逆に足かせになるかも。
(そんなに、トヨタはやわじゃないかな)