Googleは「人月の神話」を越える?

Googleのインターナショナル・プロダクトマネジャ アンジェラ・リー氏のインタビューを読んだ。


  • 考えた人が作って、保守していくのが効率がよい。
  • プロジェクトのチームの人数は10名以下になっている。
と考えているようだ。

人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない

の中でブルックスは、「小数精鋭でやるのが一番効率的だが、OSのような大規模なシステムでは、開発期間が長くなりすぎる」と言っていた。Googleはそれを越えようとしているのかも知れない。

またも、ブルックスは訂正する事になるのだろうか。「博士号を取得した人材を小数精鋭でチームを組んで、オープンソースのソフトウェアを使う事によって、ソフトウェアの再利用を十分に行うのが最も早く、効率的にシステムを開発できる」というように。

そうなると、ソフトウェア業界の人員募集の仕方にも影響が多少は出るだろうな。それは嫌だなあ。こっちは博士号なんか持っていないのだから。