Cygwin


Cygwinとは、Windows上でLinuxライクの環境を実現するソフトです。


DLLがLinuxAPIのエミュレーション層として働く事により、Linuxライクの環境を実現しています。

ですので、VMwareなどのエミュレーションソフト以下の点が違います。

  1. メモリをごっそり持っていかれない。
  2. Windows環境からもCygwin環境からも同一のファイルにアクセスできる。



公式サイトはこちらです。


日本語の情報を記載したサイトもいくつかあるのですが、直ぐに古くなり役に立たなくなってしまうようです。それだけ、進歩が著しいという事なのでしょう。ただ、ここは結構、丁寧にメンテナンスされているようです。


書籍としてはCygwin JEをリリースしている人たちが執筆している「Cygwin+CygwinJE-Windowsで動かすUNIXCygwin is a UNIX environment for Windows」がお勧めです。詳細はAmazonなどで調べてください。


何故、こんなものを使うか?と言うと、仕事でMS Office製品を使わなきゃいけないので、Windowsを使う羽目になっているが、Linuxのツールを使いたいからです。Windowsにどっぷり漬かっている人には分からないかも知れませんが、GUI上でよく似た作業を延々と繰り返すのはものすごい苦痛ですが、Linuxのツールを使うとそれを自動化する事が簡単に出来るからです。


開発ツールを買って、プログラムを作ればいいじゃないかと言う手もあります。ですが、一から十まで自分でコードを書くのは時間がかかって、GUIで苦痛にまみれて作業したほうが早いことになるのです。


そんな理由で、使っています。


昔は、クロスコンパイル環境を実現するために使われる事が主流だった時期もあるようで、昔に知った人には「Cygwin? ああ、組み込みなんかにつかうクロスコンパイル環境ね。」と言われた事もあります。結構「Interface」などの雑誌でも紹介されているようです。